水痘(みずぼうそう)ワクチンについて
水痘(みずぼうそう)ワクチンは、いわゆる「みずぼうそう」の感染を予防するワクチンです。
水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって引き起こされ、水ぶくれを伴う発疹が全身に現れます。1週間程度で水ぶくれの部分はかさぶたになり治まります。ほとんどの場合は、それほど重くなりませんが脳炎や肺炎など合併症を引き起こす可能性がありますので定期予防接種にて予防しましょう。
接種時期と回数
定期予防接種が可能な期間は1歳~3歳の間で、1回目の接種後約3か月〜6か月たったら 2回目を受けるのがしっかりと免疫をつけるために必要です。
2回目の接種が3歳未満で終わるように早めに接種をしましょう。
ワクチン接種ができない方
- 発熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分によってアナフィラキシー(重度のアレルギー反応)を起こしたことがある方
ワクチン接種に注意が必要な方
以下に当てはまる方は事前にご相談ください。
- 心臓、血管、腎臓、肝臓、血液に持病がある方
- これまでの予防接種で接種後2日以内に発熱や全身性発疹等アレルギーを疑う症状のある方
- 過去にけいれんの既往がある方
- 過去に免疫不全の診断がなされている方
- 先天性免疫不全症の病気をもっている近親者がいる方
- ワクチン成分に対してアレルギー反応を起こすおそれのある方
監修 小児科専門医 井上奈⺒